ABOUT

「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」は2017年6月24日にオープンした名前通りの6畳弱の小さな空間です。
ギャラリーといいましても、高尚なアート作品というよりは、作り手の呼吸が伝わるような、てしごとの雑貨、ハンドメイド作品・クラフト作品・イラストレーション、文芸同人誌などの、展示もしくは販売の場を意識しています。主に「アマチュアの表現の可能性を高める」ことを目的としています。

オープンは、数ヶ月ごとに一週間~三週間程の企画展・催事のみというきわめてゆったりしたペースです。そのため、かなり不定期な営業となりますので、おいでの際は、お手数ですが、スケジュールをよくご参照いただきますよう、お願いいたします。
また、レンタル利用も受付けています。詳細は利用規約をご覧下さい。

ちなみに「プラムツリー」とは日本語では「梅」の意。寒い時期に小さいながらも可憐な花をつけ、いつしかなにかしらの実を実らせる。そんな姿に共感を覚えこのささやかなギャラリーの名前にしました。

催事について

プラムツリーの催事(展示・イベントなど)は
企画展/【Plum Tree】/外部企画/BOOKフェアの4種類に分けられます。


企画展

企画展とは「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」主催による展示です。多くの場合は個展ですが、まれに、ふたり展などの場合もあります。

PlumTree

【PlumTree】とは「ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー」主催による公募グループ展です。

【PlumTree】のあゆみ

ギャラリーブログの前身である、ハンドメイド情報ブログ「きらめくあなたが、好きだから。」の取材に、当時ライターだったギャラリー主が駆け回っているうちに、さまざまなハンドメイド作家さんとご縁ができました。また、たくさんの読者様も得ました。そのうちに湧きあがった思い。

「ブログというバーチャルな場でだけなく、リアルの場でこの両者を結び付けることができないか」と。そこで生まれたのが店主によるプロジェクト【PlumTree】。

主な活動は、その時ごとに作家さまを入れ替えて行う一期一会の企画展。こうして作家さまと作品の発表の場を設けることで、新しいお客さまとの出会い、その展示をするまちとの出会い、そして作家さま同士のつながりなど、なにか新しい「繋がり」が生まれるといいなあ、と思いながら活動し、いままで各所で14回の企画展を開催してきました(2024年時点)。また、14回目からはそれまでのハンドメイド・クラフト雑貨のみの企画から転換し、テーマに沿った小説作品を集めアンソロジーを発刊しています。


外部企画

外部企画とは、ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリーをレンタル使用して行う催事のことです。主催はレンタル主であり、ギャラリーではありません。レジ打ちなども全てレンタル主にお任せするため、ギャラリーはあくまで場所を貸しているだけの立ち位置です。


BOOKフェア

BOOKフェアとは、ちいさな雑貨ギャラリー プラムツリー主催で、年に数回行っている文芸同人誌の委託展示販売イベントのことです。毎回テーマがあり、それに準じた文芸同人誌を毎回公募で集めています。10サークルくらいの規模で行っています。

BOOKフェア開催にあたって(Vol.1開催時のHPに載せた文の抜粋です)

このたび、BOOKフェアという新しい試みを行うきっかけとなったのは、ひとつおおきな理由は、ギャラリー主が小説書きという理由があります。といってもギャラリー主の執筆歴は浅く、コロナ禍に入ってからです。それまではギャラリーの傍、ハンドメイドの世界にどっぷり浸かっていましたので、全く知らない新鮮な世界にやってきた印象がありました。文学フリマなどにも参加してみれば、ハンドメイドと同じ表現の世界として、大変魅力的な作品が集まっていました。

ただ、そこでちょっともったいないと感じたのは、これだけの優れた作品があっても、オリジナル(一次創作)小説の世界というのは、小説を書かない人にとっては、いや、たとえ本を読む人であっても、あまり興味がもたれることのない界隈だという感を受け取りました。個人的な感想ですが。

そこで今までちいさいながら「場」を持ち、ささやかであっても「表現」の発露の場であって欲しいと思い、ギャラリーを続けてきた自分にできることは何かないかと考えました。なんにせよ「メジャーな表現」だけで成立してしまう世の中は、面白くない。そこで思いついたのは今回のフェアでした。

お客さまの層としては、ふたつの層を考えています。ひとつは、私のようなオリジナル小説を書いている方で、そういったものを求めてくる層。今回、ファンタジーに限定したのは、趣向をはっきりさせ、また、フェアのイメージを持ちやすくしてもらうためです。そういった方が雑貨の街である東林間を楽しみながら、イベントに足を運んでもらえればと思います。そして、もうひとつの層は、東林間の雑貨屋を巡っているうちに、ふらっと覗きこみにいらっしゃるお客さまです。正直、初回においては前者のお客さまが中心になることを見込んでおります。後者のお客さまも少しはおられるかもしれませんが、購買層と考えるのは、いきなりは難しいでしょう。
ですが、回を重ねていくことで、私はなんとかこの両方の層を半々とはいかずとも、

割合的に近づけていきたいと考えています。お互いの分野をそれまで知らなかった人がかかわり合う、その最初の場となりたいと考えているからです。

 そして、いつか、何らかの「化学反応」が起きたら面白いと思いませんか?

また最後に、大仰なことを言うことが許されるなら、オリジナル小説界の方が外に触れる機会を増やしていきたいとも思っています。web小説が盛り上がるなかでも、こういう形でも作品を届ける方法があるんだよ、こういうリアルな身近な場で作品を届けることもできるんだよ、と伝えたい。ギャラリー主は、いま、そう思っています。